昭和の戦争を読む著者から / 『失敗の本質』著者陣

組織論・教訓

『失敗の本質』著者陣

1984-

戸部良一・寺本義也・鎌田伸一・杉之尾孝生・村井友秀・野中郁次郎の6人による共同研究グループ。戦史研究と組織論・経営学を掛け合わせ、日本軍の6つの敗北作戦を「組織の失敗」として分析した。軍事史を経営・組織の教訓として読み替えた先駆けであり、刊行から40年を超えて読み継がれている。

方法
組織論・教訓 — 敗因を組織・意思決定の構造として分析する
拠りどころ
公刊戦史・作戦資料×組織論の分析枠組み
世代
戦後世代(研究者グループ)
当事者性
非体験(防衛大学校・経営学の共同研究)

著者紹介は「何を史料に、どう書くか」の事実記述に限っています。視点の違いは「対で読む」の本の並びでご覧ください。

収録している3冊

失敗の本質
『失敗の本質』著者陣

失敗の本質 日本軍の組織論的研究

中公文庫 改版(2024年・あとがき新収録)|初刊1984年・ダイヤモンド社

ノモンハン・ミッドウェー・ガダルカナル・インパール・レイテ・沖縄。6つの敗北を「日本軍という組織の失敗」として分析した組織論の古典。このサイトでは6局面すべてに架かるハブとして、各局面の個別の本と対で読める。

戦場のリーダーシップ篇
『失敗の本質』著者陣

失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

ダイヤモンド社(単行本)|野中郁次郎編著

『失敗の本質』の分析を、現場指揮官のリーダーシップという軸で掘り直した姉妹編。組織の失敗の中で、それでも機能したリーダーは何が違ったのかを問う。

通史 中級
戦略の本質
『失敗の本質』著者陣

戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ

日経ビジネス人文庫 新装版(2024年)|初刊2005年・日本経済新聞社

同じ著者陣による続編。ただし事例は毛沢東・英本土航空戦・スターリングラードなど外国戦史のみで、昭和の戦争は直接扱わない。『失敗の本質』の裏面(成功した逆転の条件)を知るための関連書。

中級