一橋大学で日本近現代軍事史を研究した歴史学者。戦没者統計・軍の内部資料・兵士の手記を突き合わせ、餓死・海没死・戦病死といった「戦場の現実」を数字で立証する。兵士という下からの視点で軍隊と戦後社会を実証的に描き続けている。
著者紹介は「何を史料に、どう書くか」の事実記述に限っています。視点の違いは「対で読む」の本の並びでご覧ください。
収録している4冊
日本軍兵士
日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実
戦没者の9割が1944年以降に集中する——餓死・海没死・戦病死の統計から、兵士たちが実際に何で死んだのかを立証する。「戦闘で死んだ」という通念を数字で覆した現代の必読書。続編『続・日本軍兵士』も2025年刊。
日本人の戦争観
日本人の戦争観 戦後史のなかの変容
「あの戦争」の語られ方が戦後50年でどう変わってきたかを追う戦後思想史。戦争の本を読むこと自体を歴史の中に置き直してくれる、このサイトの土台のような一冊。
アジア・太平洋戦争
アジア・太平洋戦争(シリーズ日本近現代史⑥)
開戦決定から敗戦までを、政治指導と戦場の実態の両面から通観する実証的な通史。半藤『昭和史』の語りに対して、こちらは史料と研究の到達点で同じ時代を描く。
兵士たちの戦後史
兵士たちの戦後史 戦後日本社会を支えた人びと
復員した元兵士たちは戦後をどう生きたのか。戦友会・慰霊・沈黙と語りを実証的に追い、「戦争の本」の多くを書き残した世代そのものを歴史化する。