昭和の戦争を読む俯瞰マトリクス / 一下級将校の見た帝国陸軍

一下級将校の見た帝国陸軍
山本七平
組織論・教訓

一下級将校の見た帝国陸軍

山本七平(1921-1991)

北部ルソンの敗走を体験した砲兵少尉が、帝国陸軍という組織の欺瞞と崩壊を内側から記録・分析する。体験記でありながら組織論として読める、前線から見た「失敗の本質」。

南方消耗戦終戦 視点: 兵士視点: 指揮官・参謀 中級

書誌

現行版文春文庫
初刊初刊1976年・朝日新聞社
電子書籍あり

書誌は2026年8月時点。版元の公式ページ・NDLサーチで確認のうえ掲載しています。

対で読む

この本と、逆の方法・立場で同じ出来事を書いた本。

比島の捕虜——内省と組織批判

一下級将校の見た帝国陸軍

いま読んでいる本
 

俘虜記

大岡昇平|当事者手記
同じフィリピンで捕虜になった二人の知識人。大岡は「撃たなかった自分」の内面へ、山本は「ああ動いた組織」の分析へ向かった。体験の消化のしかたが対照的。
8月15日——中枢と前線

一下級将校の見た帝国陸軍

いま読んでいる本
 

日本のいちばん長い日

半藤一利|叙述・語り部
宮城の24時間を分刻みで描く半藤と、ルソンの山中で敗戦を迎えた下級将校の記録。同じ「終戦」が、東京と前線でどれほど違う一日だったか。

道すじで読む

広げる

比島戦線を広げる

野火レイテ戦記俘虜記一下級将校の見た帝国陸軍ミンドロ島ふたたび

同じ著者の本

私の中の日本軍
山本七平

私の中の日本軍(上・下)

文春学藝ライブラリー(2022年)

自身の軍隊体験を手がかりに、戦後に流布した「戦争伝説」を検証する。

「空気」の研究
山本七平

「空気」の研究

文春文庫 新装版(2018年)

戦艦大和の特攻出撃は「空気」で決まった——データも合理も超えて日本の意思決定を支配する「空気」の正体を論じた古典。