昭和の戦争を読む / 著者から / 原民喜
広島出身の詩人・小説家。妻を病で亡くした翌年、疎開していた広島で被爆した。その数か月後には被爆当日の光景を書き始めており、感情を排した簡潔な文体で見たものを記録した。被爆体験を文学として定着させた最初期の書き手のひとり。
著者紹介は「何を史料に、どう書くか」の事実記述に限っています。視点の違いは「対で読む」の本の並びでご覧ください。
新潮文庫(2000年改版)|「夏の花」初出1947年『三田文学』
被爆した作家自身が数か月後に書いた「夏の花」三部作を中心に、妻の死から廃墟の描写、遺作までを収める。感情を排した簡潔な文で被爆当日を記録した、原爆文学の出発点にあたる作品。