昭和の戦争を読む俯瞰マトリクス / 満州事変と前夜

満州事変と前夜 1931-1936

満州事変・国際連盟脱退・二・二六事件。

証言収集で読む

昭和の怪物
保阪正康

昭和の怪物 七つの謎

保阪正康|講談社現代新書

東條英機・石原莞爾・犬養毅・吉田茂ら7人の「謎」を、著者が半世紀かけて集めた証言から解く人物論。昭和史の分岐点を動かした人間たちへの入口として読める。

実証史学で読む

戦争まで
加藤陽子

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

加藤陽子|朝日出版社(単行本)

リットン報告書・三国同盟・日米交渉——戦争を回避できたかもしれない3つの外交の分岐点を、交渉資料に即して検証する。「選び直せた地点はどこか」を具体的な文書で示す。

満州事変から日中戦争へ
加藤陽子

満州事変から日中戦争へ(シリーズ日本近現代史⑤)

加藤陽子|岩波新書

満蒙権益をめぐる日中関係史から、満州事変が「なぜ起こせたのか」、日中戦争が「なぜ止まらなかったのか」を実証する。この時代の政治外交史を一冊で押さえる定番の新書。

記録文学で読む

妻たちの二・二六事件
澤地久枝

妻たちの二・二六事件 新装版

澤地久枝|中公文庫(2017年)

処刑された青年将校たちの妻は、その後の35年をどう生きたか。事件を「遺された女性の側」から記録した、澤地の出発点となった作品。

この局面の空白: 叙述・語り部・当事者手記・組織論・教訓では、まだこの局面を収録していません。 「満州事変と前夜」がその書き方では語られてこなかったのか、選書がまだ追いついていないのか——余白として明示しています。