昭和の戦争を読む / 俯瞰マトリクス / 空襲と銃後

空襲と銃後 1944-1945

本土空襲・学徒動員・市民の戦争。

証言収集で読む

戦争中の暮しの記録
暮しの手帖編集部

戦争中の暮しの記録 保存版

暮しの手帖編集部|暮しの手帖社

1967年の公募に寄せられた1,736編の手記を編集したもの。食糧・衣類・防空・疎開など戦時下の生活実態が、無名の書き手(多くは女性)の具体的な記録として集められている。有名人の回想ではない銃後の集成。

当事者手記で読む

コミック昭和史
水木しげる

コミック昭和史(全8巻)

水木しげる|講談社文庫

関東大震災から戦争、復興までの昭和を、自伝と歴史解説を織り交ぜて描いた漫画通史。庶民と兵卒の目線で読む昭和史として、活字の通史と対をなす入口になる。

記録文学で読む

戦艦武蔵
吉村昭

戦艦武蔵

吉村昭|新潮文庫

長崎の造船所で、市民の目から隠されて建造された世界最大の戦艦。棕櫚のすだれで岸壁を覆った機密体制から、シブヤン海の沈没までを取材で再構成した記録文学の代表作。

東京の戦争
吉村昭

東京の戦争

吉村昭|ちくま文庫

空襲下の東京で少年期を過ごした著者自身の記憶を書き残した回想記。記録文学の職人が最後に自分の体験を素材にした、銃後の暮らしと死の記録。

この世界の片隅に
こうの史代

この世界の片隅に【新装版】(上・下)

こうの史代|コアミックス/ゼノンコミックスDX(2022年新装版)

広島から呉へ嫁いだ女性すずの日常を、配給・防空・空襲・8月6日を通して描いた漫画。当時の街並みや生活実態を資料考証にもとづき再現している。戦闘の場面ではなく、その周辺で続いていた暮らしの側から戦争を見せる。

火垂るの墓
野坂昭如

アメリカひじき・火垂るの墓

野坂昭如|新潮文庫(改版)

空襲で親を失った14歳の兄と4歳の妹が親族の家を出て野宿し、妹が栄養失調で死ぬまでを描く。著者自身が神戸の空襲で被災し疎開先で妹を亡くした体験が素材になっている。直木賞受賞2編を含む全6編を収録。

この局面の空白: 叙述・語り部・実証史学・組織論・教訓では、まだこの局面を収録していません。 「空襲と銃後」がその書き方では語られてこなかったのか、選書がまだ追いついていないのか——余白として明示しています。